
宇都宮徹壱氏のコラム、「日々是世界杯」の最新では日本の惜敗ならぬ惨敗について現場から冷静に分析されていた。
おいさんとしては、試合直後の Blog で、総じてチーム全体としての情けなく、不甲斐ない流れについて書いたが、同氏のコラムでは明確に監督指示の悪さ、そしてその結果について個々に触れている。
―――ラスト 10 分で 3 失点。これまで何度か、強豪相手に大量失点を喫してきたことのある日本代表だが、現体制になって、ここまで短時間での大量失点というのは今までになかったことである。途中交代のアロイージが、トップスピードで駒野を置き去りにしてダメ押しの 3 点目を決めた瞬間などは、ボクサーがノックアウトされる瞬間をスローモーションで見ているような錯覚を覚え、直後に「崩壊」の二文字が脳裏に浮かんだ。
(中略)―――むしろ私が問題にしたいのが、大黒の投入のタイミングが、逆転された直後のロスタイムであったことだ(交代したのは茂庭)。
ロスタイム 3 分で劣勢挽回(ばんかい)を大黒 1 人に託してしまう。もちろん逆転された状況と残り時間を考えれば、できることは限られていただろう。しかし、そこに私は、ジーコ采配(さいはい)の限界を見る思いがする。日本は同点に追いつくどころか、逆にアロイージに 3 点目を決められて万事休すと相成った。
「これが 4 年間の成果か……」
この試合を見た大半の人々は、こう感じたことだろう。時間だけではない、その間に数十億という予算と 60 試合以上のテストマッチを費やして、その結果がワールドカップ(W杯)初戦で 1-3 ――それも相手はブラジルでもイングランドでもドイツでもない。今回 32 年ぶりに 2 度目の本大会出場を果たし、次回のW杯地区予選からアジアに編入されるオーストラリアに対して、である。
一方のオーストラリアは、1年にも満たない期間で、しかも日本より潤沢ではない予算で、これだけの強化に成功したのである。これはどう考えても監督の差であり、「チームマネジメントの差」であるといわざるを得ない。―――(以下略)
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